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■岡本印房(東京都新宿区)

岡本印房・彫刻中

印鑑を彫るために生まれてきた男(と言ったら本人は怒るでしょうが)、
岡本尚也(号:尚山)氏。

6歳年下の彼と初めて会ったのは、彼がまだこの業界に入って間もない20歳のころ。
その印象はただ一言「鼻っ柱が強くて生意気なやつだ!」
(他人様のことは言えないって…苦笑)

聞けば医学の道を志すも、大学受験に2度失敗して断念したとこのこと。
そこで失われた2年間を取り戻すべく、
はんこ職人の道を猛スピードで突き進むことを誓った彼は、
その言葉通り、厳しい修業の末、
常人なら習得に10年はかかると言われる印鑑彫刻技術を
たったの4年で完璧に自分のものにします。

さらに驚くべきことに、印鑑業界最高峰の技術コンクールのひとつ、
第9回全国印章技術大競技会・角印の部に
ほんの腕試しのつもりで出品した作品が、
特別賞の労働大臣賞に輝くという離れ業をやってのけました。

okan-jusho.gif

このとき岡本氏は弱冠24歳。
この最年少受賞記録は現在まで破られていません。

そしてこの年に修業期間満了となり、独立を果たすものの
当時の資金はたったの2万円!
当然店など持てるはずもなく、安いスーツと営業用カバンに消えました。

翌日からカバンひとつでの飛込み営業が始まるのですが、
なんと初日からガンガン受注してしまうのです。
「当時はバブルで景気がよかったからですよ」と笑う岡本氏ですが、
いくら儲かって景気のいい会社でも、
いきなり飛び込んできた若造(失礼)にそうやすやすと
会社の大事な印鑑類を発注するとは考えられません。

この若者は「労働大臣賞受賞」という厳然たる事実を背景に、
自身の作品印影を見せながら
印鑑の大切さをとくとくと説いたものと思われます。

そうした努力の甲斐あって2年後の平成6年には
現在の新宿・曙橋に「本格印章専門店 岡本印房」をオープンさせます。

当時はフジテレビ本社が曙橋(河田町)にあったため、
岡本氏の仕事に惚れ込んだ芸能界関係者が
高額な印鑑を注文することも珍しくありませんでしたが、
平成9年のフジテレビ台場移転後は街の活気も失われていきます。

岡本印房も例外とは言えず、
売上げの柱であった高額品の販売機会が徐々に減っていき、
今まで順調に推移していた店の売上げにも黄信号が灯り始めました。

そんな時期、気分転換の意味もあって
岡本氏は週末になると愛車のキャンピングカーでロングドライブにでかけます。
もともとアウトドアライフが好きだった彼ですが、
都会の喧騒を離れ、山々に囲まれ、新鮮な空気を満喫しているうちに、
周囲の自然が彼にあるヒントを投げかけてくれました。

遠くに広がる山々のなだらかな稜線、
木々や草花のたおやなかな佇まい、
そこにはなんとも言えない、絶妙な「ライン」が息づいています。

それら自然造形物の「ライン」の美しさを印鑑に反映できないだろうか?
まさに自己と自然と作品との調和。

そこから、岡本尚山氏の作品は一変します。

それまではともすると、「労働大臣賞」の看板を背負うプレッシャーからか,
失礼ながら作品に多少の強引さや気負いを感じることもありましたが、
自然の造形美に感嘆し、それを素直に採り入れるべく自然体で取り組んだ結果、
最近の彼の作品は、すっかり練れてきたその人柄のように、
凛とした清々しさの中にもやさしさにあふれています。


若くして大きな賞を取り、やれ天才だ、数十年に一人の逸材だともてはやされると、
多くの場合、その時点で謙虚さを失って成長も止まってしまうものです。
岡本氏も確かに一時その迷宮に迷い込んだこともありました。

しかし、自身が愛してやまない「自然」からの恩恵と、
それ以上に、固い絆で結ばれたパートナー(奥様)のサポートを得て、
この若き印鑑業界の至宝は今、かつてない輝きを放っています。

岡本印房・スタッフ

印鑑は新宿区のはんこ屋【岡本印房】Webページはこちら

新宿区の印鑑・はんこ職人【岡本尚山】彫刻動画付Webページはこちら

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プロフィール

ガンコならぬハンコ親父

Author:ガンコならぬハンコ親父
印鑑はできれば当店でご注文いただきたいところですが(笑)、
全国には素晴らしい印鑑屋さんが数多くあります。
それらのお店を厳選して勝手にお薦めするこのブログ、
印鑑屋選びにお悩み方のお役に立てれば、これ幸いに存じます。
店名は敬称略で失礼しますよん。

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